ナマスカール🙏
点描・砂絵人のnobuです。
今日は少し「数字」にまつわるお話をさせていただきます。
でも、ご安心くださいね。
難しい数式や数学の授業ではありません。
今回は、自然界の調和とアートに息づく神秘的な数字、
「フィボナッチ数列」について、私なりの視点でお話させてください。
Contents
フィボナッチ数列ってなんだろう?
「フィボナッチ数列」という言葉、聞いたことがありますか?
これはイタリアの数学者レオナルド・フィボナッチが1202年に紹介した数の並びのこと。
といっても、内容はとってもシンプル。
「1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34…」
前の2つの数字を足すと、次の数字になる――ただそれだけのルールなんですね。
でも、たったそれだけのルールから、生まれる形やパターンは驚くほどに美しく、
そして自然界そのものとつながっているんです。
フィボナッチ数列が見える場所、知っていますか?
この数列、実は私たちの身の回りにたくさん存在しているんです。
たとえば――
・ひまわりの種の並び
・パイナップルのウロコ
・松ぼっくりの模様
・貝殻の巻き方
・バラの花びらの数
どれも、フィボナッチ数が関係していると言われています。
自然はバランスを求めます。
効率的で、無駄がなく、美しい配置。
それを数式で説明しようとすると、このフィボナッチ数列にたどり着くのです。
「なるほど!」と感じられたでしょうか?
数字という無機質な存在が、こんなにも自然のリズムとつながっているなんて、驚きですよね。
黄金比とフィボナッチの関係
フィボナッチ数列を語るうえで欠かせないのが、「黄金比」という考え方。
ご存知でしょうか?
黄金比とは、「1:1.618…」という比率のこと。
この比率が、古代ギリシャの神殿や、レオナルド・ダ・ヴィンチの名作『モナリザ』、
そして現代のアップルのロゴなど、時代を超えて美しさの基準として使われてきました。
実は、この黄金比、フィボナッチ数列の数字を順番に割っていくと近づいていくんです。
「13÷8=1.625」「21÷13=1.615」……といった具合に。
つまり、自然の中で生まれたシンプルなルールが、芸術や建築、美の感性にも影響しているということなんですね。
マンダラとフィボナッチの共通点とは?
ここで少し、マンダラアートの世界にも目を向けてみましょう。
実は、マンダラもフィボナッチ数列と同じように、
中心から外へと広がるパターンを描いていきます。
渦を巻くように、また対称的にバランスよく広がる構図。
この配置には、私たち人間が本能的に「美しい」と感じる要素がたくさん含まれているんです。
私も点描マンダラを描いている時、ふと「この配置、自然と調和しているな」
と感じることがあります。
それは、心がスーッと落ち着き、安心感をもたらしてくれるような感覚です。
あなたはどうでしょう?
好きな色をのせていくとき、
「こっちの方がしっくりくる」と感じる瞬間、ありませんか?
もしかしたら、それはあなたの中のフィボナッチ感覚が働いているのかもしれませんよ。
あなたの暮らしの中に「フィボナッチ」を
もし今、日々の生活に少し疲れていたり、バランスを取り戻したいと感じている方がいたら――
ぜひ、「フィボナッチの法則」を意識してみてください。
たとえば――
・お部屋の模様替えに黄金比を取り入れてみる
・散歩中に自然の形に注目してみる
・マンダラアートにフィボナッチの渦を取り入れてみる
「規則の中にある美しさ」「自然と調和するバランス」
それを意識するだけでも、ちょっと心が整って、生活が少しずつ前向きになるかもしれませんよ。
最後に
フィボナッチ数列は、ただの数学ではありません。
自然と宇宙のリズム、そして私たちの心の中のリズムと共鳴する不思議な数字の旅なのです。
あなたもぜひ、今日から少しだけ意識してみませんか?
フィボナッチの世界を知ったあなたの感性は、
きっともっと自由に、もっと豊かになるはずですよ。
ステキなアート・ライフを~
コメントを残す