点描・砂絵アートを楽しもう！点描画を黒い紙での描き方を解説

ナマスカ〜ル🙏
点描・砂絵人 nobuです。

今回は点描画について
お話ししていこうと思います。

私の創作活動の中で「点描画」での作品が
多々あります。
それも通常の白い紙に描くのではなく、
黒い紙に描くマンダラをモチーフにしたものを
創作しています。
ですのでここでは「点描画について」
私がいつも創作している黒い紙での
点描画の描き方なども含めて
まとめていこうと思います。

この記事を読むことで
点描画の特徴から
黒い紙での基本的な描き方などが
わかるので
是非最後までお付き合いください！

では早速解説していきます。

Contents

点描画とは？

点描画（Stippling / スティップリング）とは、
その名の通り「点」で対象物を描く絵です。

線ではなく多くの点の集合やとても短い
タッチで無数の小さなドットを
重ねることにより、「光」を
表現する絵画技法なんです。

図工や美術の授業で
鉛筆やボールペンで点描画を
描いたかもしれませんね。

この他にも油彩、水彩などの絵の具でも
描かれています。
あなたも点で表現する静物画、人物画、
風景画などを見たことがあるのではないでしょうか？
小さな作品、大きな作品にかかわらず
とても根気がいて時間を楽しめる描き方ですね。

黒い紙に描く私の場合、
「ゲルインクペン」という黒い紙にも描ける
ボールペンや「ポスカ」などで創作しています。

点描画は色彩と光を科学的にとらえています！

ラグランジャットの日曜日 / ジョルジョ・スーラ

１９世紀後半フランスで発した絵画を
中心とした芸術運動の「印象派」の
ニューウェーブとして誕生しました。

モネやルノワールが代表的な画家です。
目に見える自然の光や空気感といった
一瞬の印象を
忠実に表現しようとしたのが印象派なんです。

彼らは自然の光や空気感を表現するために
「色彩分割」と呼ばれる技法を生み出しました。
絵の具をパレットで混ぜ合わせていくと
色が濁りますね。
そうすると明るさが減少します。
印象派の画家は、色の濁り、
明るさの減少を克服するため、
キャンバスに絵の具を短いタッチで並べ、
自分が見たままの明るい世界を描くことに
成功したんです。
これが「色彩分割」と呼ばれているんものです。

太陽の光を構成する７色を混色することなく、
画面上に置くことによって、
自然の色彩を表現しようとした色彩分割に
科学的な法則を見出して
点描画技法を高めたのが
ジョルジョ・スーラでした。
スーラは原色の細かな点を並べることにより、
見る者の視覚として混合された色彩を
表現しました。
パレットで混ぜるよりも、
キャンバスに対照的な色を並置して、
より鮮やかな色を追及しんです。
このように単なる感覚ではなく、
色彩理論、光学理論という科学的理論を取り入れて、
鮮やかな色彩、透明感、奥行き感の再現しました。