ナマスカール🙏
点描・砂絵人のnobuです。
あなたは、イスラム幾何学模様をじっと眺めたことはありますか?
その繊細で緻密な模様は、まるで永遠の中にいるような感覚を与えてくれます。
じつはこのイスラム幾何学、ただの装飾デザインではなく、
古くから瞑想や精神統一の手段として大切にされてきた背景があるのです。
今回は、そんな神秘的で奥深いイスラム幾何学と瞑想の関係について、
私自身の体験も交えながら、あなたにご紹介したいと思います。
Contents
幾何学模様は「宇宙の言語」?
イスラム文化において、幾何学模様はただの美術ではありません。
それは神の完全性を表現するための象徴とも言われています。
イスラム教では偶像崇拝が禁じられているため、
代わりに幾何学やアラベスク(植物模様)を用いて
「宇宙の秩序」や「神聖なリズム」を表現してきました。
その美しさ、どうしてあんなにも整然としていて、
しかも心に染み込むような不思議な力があるのでしょうか?
実はそれにはちゃんと理由があります。
同じパターンを繰り返す「リズム」が脳を癒す
幾何学模様は、円・三角・四角・星形などを規則的に繰り返して構成されます。
この「反復性」には、脳をリラックスさせる働きがあるとされています。
私もマンダラやヤントラを描いていると、ふと意識が「今」に集中して、
雑念が消えていくのを感じることがあります。
これはマインドフルネス瞑想と同じ効果なんですね。
ある研究によると、繰り返し模様を見ることによって、脳の活動が穏やかになり、
セロトニンやドーパミンといった幸福ホルモンの分泌が促されるのだそうです。
「見るだけ瞑想」あなたも体験してみませんか?
忙しい毎日の中で、なかなか深い瞑想をする時間が取れない…
という方もいらっしゃるかと思います。
そんな時は、イスラム幾何学模様を「じっと見るだけ」でいいんです。
たとえば、
スマートフォンの壁紙にしてみたり、お部屋の一角に模様のポスターを飾ってみる。
その模様を、ゆっくりと深呼吸しながら見つめるだけで、
自然と心が落ち着いてくるのを感じるかもしれません。
私のワークショップでも「見ているだけで癒された」「気づいたら呼吸が深くなっていた」との声をたくさんいただいていますよ。
イスラム幾何学を「描く瞑想」に
さらに一歩進んで、幾何学模様を自分で描いてみるというのもオススメです。
これはまさに「動く瞑想」。
一筆ずつ線を引くたびに、今この瞬間へと意識が引き戻されていきます。
どこか「点描曼荼羅」と似ているところもあり、
「自分が描きたいところから描く」自由さと
「繰り返しと対称性」の美しさが、深い集中をもたらしてくれます。
そして完成した模様を見ると、「よくわからないけど満たされた」感覚があるんですね。
これはあなたもきっと体感していただけるはずです。
なぜ「幾何学」なのか? それは内なる宇宙だから
ところで、なぜ私たちはこんなにも幾何学模様に惹かれるのでしょうか?
それは、自然界にも幾何学が溢れているからかもしれません。
花びらの配置、貝殻の渦、雪の結晶、植物の葉脈…
どれもが神秘的なまでに美しい規則性を持っています。
イスラム幾何学模様は、そんな自然のリズムを抽象化したもの。
言ってみれば、それは宇宙の縮図でもあり、同時に私たち自身の内面を映し出す鏡でもあるのです。
まとめ:あなたの心の幾何学を感じてみてください
イスラム幾何学模様には、精神を整える力、感情を和らげる力、内面と向き合う力があります。
現代は情報が溢れ、心が揺さぶられることも多い時代ですが、
そんな時こそ、この静かなアートの力を借りてみませんか?
あなたの暮らしの中に、ほんの少しでも「幾何学のリズム」を取り入れるだけで、
心が穏やかになり、自然と笑顔がこぼれるかもしれません。
ぜひ、あなたのペースで、幾何学模様と向き合ってみてくださいね。
ステキな幾何学リズム・ライフを~
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