ナマスカール🙏
点描・砂絵人のnobuです。
本日は、インドの伝統美と祈りの心を感じるアート――ランゴリについて、
たっぷりご紹介してまいりますね。
「ランゴリって何?」と思ったあなたも、
「名前は聞いたことあるけど…」という方も、
きっと終わるころには描いてみたくなるかもしれませんよ😊
Contents
ランゴリってなあに?
インドの祭りや特別な行事の朝、家の玄関先に広がるカラフルな模様――
それがランゴリ(Rangoli)です。
花びらや色粉、米粉などを使って描くこのアートは、
「幸運と繁栄を家に招き入れるためのもの」として、
長く大切にされてきました。
南インドでは「コーラム(Kolam)」、北西インドでは「サンジ(Sanjhi)」と呼ばれるなど、
地域によって呼び名やスタイルが少しずつ違うのも魅力的ですね✨
あなたの暮らしの中にも、
ランゴリのような「心を込めた朝の習慣」ってありますか?
ランゴリのはじまりは…
実はその歴史、数千年前のインダス文明までさかのぼるんです。
神話の中では、神様をお迎えするために美しい模様を描いたことがランゴリの起源とされています。『ラーマーヤナ』や『マハーバーラタ』にもランゴリらしき描写があるんですよ。
それだけでなく、
ランゴリは宇宙やチャクラ(エネルギーの中心)とのつながりを象徴するものとも言われています。
幾何学模様を描くその行為は、ただの飾りではなく、
内なる自分と向き合う瞑想のような時間でもあるのですね。
どんな材料でできているの?
ランゴリを描くときに使う材料もとても豊かで美しいんですよ。
- 米粉や塩:純粋さの象徴として、白いラインを描くために使われます。
- 色粉(ホリパウダー):お祭りでおなじみの鮮やかな粉。赤・青・緑・黄など。
- 花びら:マリーゴールドやジャスミンがよく使われます。香りまで彩りのひとつですね🌼
- 穀物や豆、砂、木炭粉など、地域やスタイルによって多様な素材が使われます。
自然素材を使うからこそ、描いたランゴリがやがて風に消えていくのもまた、
命や宇宙のサイクルを感じさせてくれます。
描き方はいろいろ♪
あなたがもし「不器用だから…」と心配していたら、どうか安心してくださいね😊
ランゴリにはいろんな描き方がありますよ。
① フリーハンド技法
感覚を頼りに指先やスプーンで模様を描いていく自由なスタイル。
心のままに描くことで、あなたの「今」がアートになります。
② 点をつないで描く技法
グリッド状に点を打ち、そこを線でつないでいく方法。
規則性があるので初心者さんにもおすすめです。
③ 型紙やステンシルを使う技法
時短でキレイな作品が作れるので、イベントや展示にもよく使われています。
あなたはどの描き方から始めてみたいですか?
お茶を飲みながら、まずは紙に練習してみるのもアリですよ🍵
ランゴリの模様にこめられた意味
ランゴリの魅力は、見た目の美しさだけじゃないんです。
模様や色にはこんな意味がありますよ。
- 幾何学模様:宇宙の秩序と調和
- 花のモチーフ:生命や自然への感謝
- ペイズリー柄:豊かさと繁栄
- 象・孔雀など動物:知恵や幸運を呼び込む
- スワスティカやオーム:神聖なエネルギー
色もそれぞれ意味を持っています🌈
- 赤:エネルギー・愛
- 黄:光・知性
- 青:平和・安定
- 緑:成長・自然
- 紫:神秘・精神性
迷ったときは、「今日の気分の色」をテーマにしてみてくださいね。
ランゴリは今も進化中!
ランゴリは伝統を大切にしつつ、現代アートとしても輝きを放っています✨
- インドの結婚式では、新郎新婦の名を模したランゴリが登場することも。
- 企業イベントや展示会では、ブランドロゴをランゴリで再現したり。
- ストリートアートとしても人気で、インド各地の観光名所になっていたり。
- 学校やアートワークショップでも、気軽に体験できる場が増えています。
- デジタルとの融合では、プロジェクションマッピングのランゴリも!
こんなふうに、昔ながらのアートが今の私たちの暮らしや感性にも寄り添ってくれているのがステキですよね。
最後に
ランゴリはただのアートではなく、自分の心と対話し、空間を浄化し、
豊かさを迎えるための美しい儀式です。
描くことで気づく、自分の内なるリズム。
そこには深い癒しと、創造のよろこびがあふれています。
あなたもぜひ、あなたなりのランゴリを描いてみませんか?
大切なのは、うまく描くことではなく、楽しむ心です😊
今日という日に、あなたの暮らしにひとつ、色を添えてみてください。
ステキなランゴリ・アートライフを~✨
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