ナマスカ〜ル🙏
点描・砂絵人 nobuです。
今回は「砂絵アート」と水彩画などメジャーで
一般的な絵画との違いを
お話ししていきます。
あなたにとって「絵画」というと
どのような画材で描かれているものを
思い浮かべますか?
「絵の具!」
と私は浮かびますが
「絵の具」と言っても
いろいろ種類がありますよね。
子供の頃から図工や美術で使った
「水彩絵の具」が1番に浮かぶのでは?
その他、「油絵の具」「アクリル絵の具」etc.
また絵の具以外でも
クレヨン、色鉛筆、パステル、マーカーなど
思い浮かぶと思います。
今回はこれらの画材と「砂絵アート」の
描き方がどのように違うのかを、
解説していこうと思います。
では早速解説していきます。
Contents
砂絵アートと水彩画などメジャーな絵画との違いは?
水彩画や油絵など一般的な絵画も
それぞれ「キャンバス」や「絵の具」類
など違いはありますが
砂絵アートは
「描き方の考え方」(創作過程)
の違いが独特です。
「色つけは濃い色から進める!」
ことが基本的な描き方なんです。
このことが他の絵画との
大きな違いになります。
水彩絵の具や色鉛筆など
色で表現していく時
あなたはどんな色から進めていきますか?
「薄い色から順番に重ねていく」
と小学校の図工で教えてもらったと思います。
薄い絵の具で何度も重ね塗りをして
濃い色は後半に立体感や
絵のメリハリの調整に重ね塗りを
しませんでしたか?
私は重ね塗りをする時
濃い色から塗ってしまい
薄い色が最初に塗った濃い色に
影響されてしまって
くすんだ色になりイメージと違う
色になってしまったという
経験があります。
色の付け方の違いの他は
やはり「砂」という素材ですね。
水彩画などの絵の具類は
水で溶いて描きますね。
砂絵は砂つぶ自体に色が
着色してあります。
水で薄めたりはできないんですよ。
色を混ぜる場合は
砂つぶ自体の色は変えられないので
絵の具のように混じり合った
新しい色を単体でキャンバスに
表現することはできません。
砂絵では混植する数の色が
そのまま残って違う色を生み出します。
点描画の違う色同士の点が
画面に表現される感じに似ています。
砂絵アートと他の絵画との違いは
以下の3つが大きな違いです。
・絵の具などの素材
・キャンバス
・描き方の考え方(創作過程)
砂絵アートと他の絵画との違いが分かる理由
1. 「絵の具などの素材」の違いの理由
絵の具に匹敵する砂は
砂つぶ自体に着色された小さな個体が
たくさん集まった色砂です。
粒状の個体は水で溶かすことはできず、
砂自体を薄くしたり、濃くすることは
できないんです。
絵の具のように水や液体と混ぜて
描くことはできません。
砂自体に粘着がないため
ボンドや糊のついたシートなど
を使って創作していくんです。
2. 「キャンバス」
木製パネルや紙を使用します。
どちらも糊のついた剥離シートや
両面テープなどを貼って
砂絵用のキャンバスにします。
紙の場合はボール紙のような
厚めの紙を使います。
砂絵は下絵をカッターで切り込みを
入れて形ごとめくって
色をつけて描いていくため
切り込みすぎて
穴が空くのを防ぐため
厚めの紙を使うんですよ。
3. 「描き方の考え方」(創作過程)
砂絵は「濃い色から描く」のが基本です!
これは色砂の違和感を防ぐためです。
例えば白色(薄い色)を
先につけたとします。
その後、白色箇所につかないように
黒(濃い色)をつけていきます。
慎重につけますが
どうしても黒い粒が白の箇所に
まばらについてしまいます。
意図しない色が混ざらないように
濃い色から先につけていきます。
砂絵アートは他の絵画との違いが面白い
「濃い色からつけていく」砂絵の創作過程
あなたは違和感なく
すんなりできますか?
幼少の頃から薄い色から始める素材が
ほとんどだったため
私は最初戸惑いましたが
ずいぶん楽しんで創作してきています。
砂絵ワークショップの開催で
老若男女、たくさんの方に
楽しんでいただいております。
絵の具や色鉛筆、クレヨンなどと違う
砂の素材でのお絵描きは新鮮に
感じられるようです。
「濃い色からつけてください〜」
と説明すると初めは戸惑っていますが
感覚的に進める方、
考え抜いて進める方などなど
頭の中で形ごと色を
あ〜でもない、こ〜でもないと
配色の想像を膨らませたり
色砂を指でこすって
砂つぶのザラザラする感触を
感じながらつけたりと
五感を刺激しながら完成へと
楽しく体感していただいております。
絵の具など素材と創作過程などの
創作上での違いをお話ししてきました。
創作後の「飾り方」にも
違いがありました!
通常、絵の具など顔料系のものは
色褪せを防ぐため太陽の光が
当たらないような場所に飾りますね。
私が使用している着色された「色砂」は
普通に当たる太陽光の元でも変色の
心配は要りません。
光に砂粒が反射して
キラキラと輝くので
作品を陽のあたるところに飾って
いただいております。
まとめ
今回は砂絵アートと他の絵画との違いを
以下の4点について
簡単にまとめてみました。
・絵の具などの素材
・キャンバス
・描き方の考え方(創作過程)
・飾り方
いかがだったでしょうか?
「砂絵アート」というメジャーとは言えない
表現方法ですが
あなたはコーヒーを飲みながらでも
「違いが分かる」
お一人になったと思います。
もしあなたが何か表現したと思ったら
色砂という素材で創り出すアートを
1つ候補にしていただけると嬉しいです。
また一度、独特な世界観を
体感していただければ
幸いです。
それでは
今回はここまでで〜
ナマスカ〜ル🙏
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