ナマスカール🙏
点描・砂絵人のnobuです。
あなたは「フラクタル」という言葉を聞いたことはありますか?
最近ではアートやデザインの世界でも耳にすることが増えてきましたが、
実は自然界のあちこちに存在している、ちょっと不思議で、
でもどこか心が落ち着くカタチなのです。
今回はその「フラクタル」について、マンダラアートとも関連づけながら、
あなたと一緒に探求していきたいと思います。
Contents
フラクタルってなに?
まずは言葉の意味からいきましょう。
フラクタル(Fractal)とは、簡単に言うと「部分が全体と似た構造を持っている図形」のこと。
難しく聞こえるかもしれませんが、自然界にはこの構造がいっぱいあるんです。
たとえば——
– 木の枝分かれ
– 雪の結晶
– シダの葉っぱ
– カリフラワー(特にロマネスコ)
– 雲や山の輪郭
どれも、大きな形と小さな形が似ている構造になっていませんか?
これがフラクタルなんです。
面白いのは、拡大しても縮小しても似たパターンが繰り返されること。
数学的には「自己相似性」とも言いますが、
私たちの心にも「なんだか気持ちがいい」と感じさせる何かがあるんですね。
マンダラとフラクタルのつながり
では、マンダラとフラクタルにはどんな共通点があるのでしょうか?
実はマンダラの構造も、中心から外に広がるパターンが繰り返されていて、
フラクタルに近い性質を持っています。
あなたも塗り絵や点描でマンダラを描いたとき、
「どこまでも続いていくような感覚」や
「小さな模様の中に大きな宇宙を感じるような感覚」を味わったことはありませんか?
その感覚こそ、フラクタル構造がもたらす神秘のひとつなのです。
私もあるとき、点描マンダラを描いている最中に、ふと
「この模様って、木の年輪や銀河の渦にも似ているなぁ」と感じたことがありました。
そう思って調べてみたら、
なんと宇宙の銀河配置までフラクタル構造になっているんですね。
驚きとともに、「やっぱりマンダラは宇宙そのものを表しているんだ」
と再確認できた瞬間でした。
フラクタルは心を癒す?
「見ているだけで落ち着く」
そんなふうに感じたことはありませんか?
フラクタル模様を見つめると、脳波がα波になるという研究もあるそうです。
つまり、リラックス状態に導いてくれるのですね。
これは瞑想やマンダラアートにも共通しています。
マンダラを描いたり塗ったりしていると、いつのまにか無心になり、時間を忘れている…。
そんな体験、あなたにもあるのではないでしょうか。
フラクタルは、自然界のリズムや呼吸と調和しているカタチなのかもしれませんね。
もしかしたら、私たちのDNAや神経網にもフラクタル構造が含まれていると考えると、
心が惹かれるのも納得です。
身近なフラクタルを見つけてみよう
「フラクタルって、数学とか難しい話でしょ?」
と思われた方もいるかもしれません。
でも、ちょっと視点を変えてみると、あなたのまわりにもフラクタルはたくさんありますよ。
– ブロッコリーのつぶつぶ
– 手のひらのしわや血管の模様
– 海岸線や波の泡
– 雨のしずくが作る水たまりの形
これらすべて、フラクタルの一種といえます。
あなたの身近にあるフラクタル、見つけられましたか?
散歩中に、木の枝のパターンや葉っぱの形を観察してみると、
自然界の「マンダラ」を感じられるかもしれませんね。
フラクタル×アート=無限の創造
私はときどき、フラクタルを意識しながらマンダラアートを描くことがあります。
たとえば、同じパターンを少しずつ変化させながら繰り返す方法や、
中心から放射状に成長していくような図案です。
その過程は、まさに「創造そのもの」。
描くたびに新しい発見があり、「ああ、宇宙はこんなふうに生まれていったのかな」
と思ったりします。
あなたも、自分だけのフラクタルマンダラを描いてみませんか?
描き方に正解はありません。
小さな模様を繰り返しながら、あなた自身の内なる宇宙を表現してみてくださいね。
おわりに:フラクタルが教えてくれること
フラクタルは、単なる幾何学的な構造ではありません。
自然の中の秩序、私たちの心の奥深くにあるリズム、
そして宇宙の神秘とつながる「扉」なのかもしれません。
日々の生活の中でも、ふと立ち止まって自然のカタチを見つめてみてください。
そこにあるのは、ただの木の枝や雲ではなく、あなたの心を映す鏡かもしれません。
あなたも、日常の中でフラクタルを感じてみませんか?
そして、マンダラアートでその感覚をカタチにしてみてください。
ステキなアート・ライフを~
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