ナマスカール🙏
点描・砂絵人のnobuです。
あなたは「プラトン立体」という言葉を聞いたことがありますか?
もしかしたら、中学校の数学や理科でどこかで見かけたかもしれませんね。
けれど、ただの幾何学図形と思ってスルーしてしまった方も多いかもしれません。
今回は、そんな「プラトン立体」の魅力について、
マンダラアートやスピリチュアルな視点も交えて、お伝えしていきますね。
Contents
プラトン立体とは?
まずは基本から。
プラトン立体とは、ギリシャの哲学者プラトンが特別視した、
たった5つしか存在しない「正多面体」のことです。
– 正四面体(4つの三角形で構成)
– 正六面体(=立方体/6つの正方形)
– 正八面体(8つの三角形)
– 正十二面体(12の五角形)
– 正二十面体(20の三角形)
この5つに共通するのは、
– 全ての面が同じ形と大きさ
– 全ての辺の長さが等しい
– 各頂点に集まる面の数も同じ
という完璧さを持っている点です。
あなたはどれか1つでも、手にとって見たことがありますか?
なぜ5つしかないの?
「正多面体って、もっとあっても良さそうなのに…」
と思われる方もいるかもしれません。
けれど、数学的にはこの5つしか存在しないのです。
理由はとてもシンプルで、
「360度の中に収まる角度の組み合わせが限られている」から。
これを知った時、私は「自然ってやっぱりすごいなぁ…」と感動しました。
無限に見える宇宙や自然の中にも、しっかりとした法則と調和があるんですね。
プラトン立体と宇宙のつながり
実はこの5つの立体、
プラトンはそれぞれを「宇宙の5元素」に対応させて考えました。
– 正四面体 → 火
– 正六面体 → 土
– 正八面体 → 空気
– 正十二面体 → エーテル(宇宙の霊的な要素)
– 正二十面体 → 水
あなたが今惹かれるカタチは、どれでしょうか?
もしかしたら、
あなたの中のバランスや今の心の状態を映しているのかもしれませんね。
マンダラとプラトン立体の不思議な共通点
ここで、マンダラアートを楽しんでいるあなたにお伝えしたいのが、
「マンダラとプラトン立体はとても相性が良い」ということなんです。
マンダラが内なる宇宙を表す図形だとすれば、プラトン立体は外なる宇宙を形にしたもの。
どちらも「対称性」や「調和」「神聖幾何学」というキーワードでつながっています。
実際に私が砂マンダラを描くとき、
プラトン立体を意識して図案を組み立てることもあるんですよ。
それだけで、作品全体に整った感覚が生まれるんです。
創作や瞑想にも取り入れてみよう
たとえば、こんな活用法はいかがでしょう?
– 正八面体をベースにした図形でマンダラを描く
– プラトン立体の紙模型をつくって部屋に飾る
– 朝の瞑想で、正十二面体をイメージしながら深呼吸
特に、正十二面体は「宇宙そのもの」とも言われており、内観や瞑想にピッタリです。
中心から外に向かって、また外から中心に向かって、ゆっくり呼吸をしてみてください。
心の静けさが広がって、あなたの中に眠る感性がじんわり目覚めてくるような、
そんな感覚になるかもしれません。
あなたの中の“完全性”を思い出す時間に
私たちの身体にも、プラトン立体の比率や形はたくさん潜んでいます。
DNAの構造や、雪の結晶、花びらの並び方など、
どれも神秘的な幾何学の中にあるんですね。
もしかすると、私たち自身がすでに「マンダラ」であり、
「プラトン立体」なのかもしれません。
あなたもぜひ、創作や瞑想に取り入れて、
日常の中に小さな神聖を感じてみてくださいね。
おわりに
「ただの図形」と思っていたプラトン立体に、
こんなにも深い意味と宇宙のしくみが隠れているなんて…
驚かれた方も多いのではないでしょうか?
アートや色彩を通して触れる幾何学は、あなたの感性と調和し、
心の奥深くにある「本質」へとやさしく導いてくれるものです。
今日もどうか、あなたのマンダラ・アートや暮らしのひとときが、
調和と美しさに満ちていますように。
ステキなマンダラ・ライフを~
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