ナスカの地上絵に秘められた祈りとは?南米・砂絵アートとマンダラの深いつながり

ナスカの地上絵に秘められた祈りとは?南米・砂絵アートとマンダラの深いつながり

ナマスカール🙏
点描・砂絵人のnobuです。

今回は、私も心から惹かれている「南米の砂絵文化」について、あなたにご紹介したいと思います。
インドのヤントラやマンダラと共鳴するような、魂を震わせるアートが、
実は地球の反対側、南米にもあったのです。

さて、あなたは「ナスカの地上絵」と聞くと何を思い浮かべますか?
広大な大地に描かれた巨大な動物たちの姿?
それとも、ミステリーや宇宙人の話題?

でも実は、あの地上絵の背景には、
遥かなる時間を超えて伝えられてきた「祈り」と「自然との調和」という、
とても深いスピリチュアルな感覚が込められているんですよ。

Contents

砂に描かれた祈りの形

ペルーやボリビアには、地上絵だけでなく、さまざまな形の砂のアートが残されています。
ナスカ文化、ティワナク文化、ウル文化など、
それぞれの地域で、自然と共に生きていた人々が、砂や石、植物などを使って、
儀式や祭祀のために図形や模様を描いていました。

その中でも特に有名なのが、ペルーのナスカ地上絵。
全長100メートル以上にもなる猿、鳥、蜘蛛などの模様が、地面に石を取り除いて描かれています。
驚くことに、これらの図は空からでないと全体像が見えないため、
「なぜ、どうやって描いたの?」と、今も多くの人が不思議に思っています。

でも、マンダラやヤントラのように、「描く」ことそのものが祈りであり、
神聖な行為だったと考えると、少しわかる気がしませんか?

なぜ人は、模様を描くのか?

昔の人たちは、高度な数学も、設計ソフトも持っていませんでした。
それでも、自然の中で暮らしながら、星の動きや川の流れ、
動物の姿を観察し、それらを形にして残してきました。

ナスカの地上絵は、「水」を呼ぶための儀式の一部だったと考えられています。
雨の少ない土地で、水は命そのもの。
だから空の神々に向かって、大地にメッセージを描いたのではないかと言われているのです。
あなたは、雨乞いのために描かれたマンダラ、想像できますか?
どこか、マンダラアートと通じるものがあるように思いませんか?

砂という素材の不思議

そしてこの砂という素材。
実はとても儚く、でもとても力強いんです。

チベットの砂マンダラを思い出してください。
描いた後に、すべてを壊して水に流す儀式がありますね。
ペルーやボリビアの砂絵もまた、自然と共に生きる人々にとって、
「永遠」を求めるものではなく、「今この瞬間の祈り」として存在していたのではないでしょうか。
だからこそ、その儚さにこそ、美しさが宿っているのかもしれません。

日本でもできる“南米風”マンダラアート?

私も何度か、南米の地上絵の図形を元に、点描マンダラを描いてみたことがあります。
直線と曲線のバランス、動物や自然のモチーフ、そして大地とつながるような感覚。

なぜか、描いているうちに、心がすーっと静かになっていくんです。

あなたも、ナスカの鳥や蜘蛛をモチーフにして、自分なりのマンダラを描いてみませんか?
きっと、自分の中の「祈り」や「自然とのつながり」を感じられる時間になると思います。

こんな方法で取り入れてみましょう

もし描いてみたいと思った方がいれば、こんなやり方がオススメです。

1. ナスカの地上絵の画像を参考に、下絵を描いてみる

2. 点描や線描で、自分なりに模様を広げていく

3. 土色、空色、太陽の色など、南米の自然を思わせる色合いで着色してみる

マンダラのように、中心から外へ、あるいは外から中心へと広げていく構成にしても面白いですよ。

文化を超えて、心がつながる

マンダラとナスカ地上絵。
一見、まったく違う文化のように見えますが、
実は「神聖なものとつながるためのアート」という共通点があるんです。

そして、どちらも「描くこと=祈り」なんですね。

「形」を通して、自分と自然、そして目に見えない存在とのつながりを感じる。
これはきっと、世界共通のスピリチュアルな行為なんだと思います。

いかがでしたか?

ペルーやボリビアの砂絵文化、想像以上に奥が深くて、興味がわいてきませんでしたか?
あなたもぜひ、地球の裏側のアートに触れ、自分なりの祈りを描いてみてください。

 

ステキーな 砂アートライフを~

ナスカの地上絵に秘められた祈りとは?南米・砂絵アートとマンダラの深いつながり

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