ナマスカール🙏
点描・砂絵人のnobuです。
「せっかく描いたマンダラ、何か物足りなく感じる…」
「額に入れたら色が沈んでしまった気がする…」
そんな経験、ありませんか?
マンダラアートは描く楽しさもさることながら、
飾ることでもう一段、深い世界を味わうことができます。
今回は、あなたのマンダラアートがより美しく、より心地よく空間に響くような
額装のポイントをお伝えしていきますね。
特に「マウント(マット)」の重要性についてもお話しますので、飾る前にぜひご一読ください。
Contents
なぜ額装するのか?:マンダラの“存在感”を高めるために
マンダラは描いた時点でもう完成…
そう思われるかもしれませんが、額装することで得られるのは次のような「静かな力」です。
1. 作品を守る
紙に描いたマンダラはとても繊細です。
湿気や紫外線、埃などから作品を守るためにもガラスやアクリル入りの額装は大切です。
それは、あなたの祈りや想いを長く残すための「お守り」のようなものかもしれませんね。
2. 空間と調和する
額は、マンダラとお部屋をつなぐ橋渡し役。
フレームの色や質感によって、作品の印象がガラリと変わることに驚かれる方も多いです。
まるで着物に帯を合わせるような…そんな感覚に近いかもしれません。
3. 作品に格式を与える
ただの紙から、「祈りのアート」へと昇華させてくれるのが額装の力。
見る人にも、作り手の意図やエネルギーがより伝わりやすくなります。
マウント(マット)はなぜ必要なのか?
マウントを入れるか入れないかで、作品の見え方が大きく変わるのをご存じですか?
マウントとは、額と作品の間に挟む、余白のある紙やボードのことです。
マンダラにおいては、特にこの余白=呼吸のスペースが重要なのです。
作品の外側に視覚的な間ができることで、マンダラの持つ中心性やエネルギーが際立ち、
より深く感じられるようになります。
さらに、マウントがあることでガラスと作品が直接触れないため、
にじみや色移りなどのトラブルも防げます。
理想的なマウントの比率とは?
では、どれくらいの余白を取れば良いのでしょうか?
基本的には、作品サイズの1/4~1/5程度の幅がバランス良く見えます。
例えば18cmのマンダラには、左右上下4~5cmのマウントをつけるのが目安になります。
また、下のマウントだけ少し広めに取ると「重心が下がり」、
全体が落ち着いて見えるという効果もあります。
このちょっとした工夫が、見た人に安心感を与えてくれるんですね。
額のサイズを決めるときは
作品サイズ+マウント×2=額サイズ
という計算でバランスを見てみてください。
額縁の選び方:空間との対話を楽しむ
額は、作品を「囲うもの」であると同時に、空間との「対話」でもあります。
● 色の選び方
白・木目調などナチュラル系:やさしい印象で、どんなマンダラにもなじみます
黒や濃い色系:作品を引き締めて見せてくれるため、カラフルなマンダラにはぴったり
● フレームの太さ
細めのフレーム:シンプルで軽やか。静かな空間に合います
太めのフレーム:存在感があり、ギャラリー風の演出にぴったりです
● ガラスとアクリル、どちらを選ぶ?
アクリルは軽くて割れにくく、UVカットのものもあるので扱いやすいです
一方でガラスは重厚感があり、光の反射も柔らかく高級感を演出してくれます
飾る場所の環境や、あなたの好みによって使い分けてくださいね。
飾るときの注意点
どこに飾るかも、大切な要素です。
・直射日光は避ける:退色や紙の劣化の原因になります
・湿気が多い場所は避ける:紙が波打ったり、カビの原因になることも…
また、額を飾る高さの目安は目線(145cm前後)が基本。
ソファの後ろや机の上なら、それに合わせて調整してくださいね。
もっと魅力的に見せる飾り方
● 同じシリーズのマンダラを並べて飾ると、統一感が出て一気にアート空間に
● 間接照明やスポットライトを使えば、神秘的な雰囲気が生まれます
● 額に入れておくことで季節や気分に合わせた入れ替えもラクラク
「今日はこの色の気分だな」なんて、暮らしの中に変化が生まれますよ
まとめ:額装は、あなたの祈りを暮らしに届けること
マンダラアートは、ただの模様ではありません。
それはあなた自身の内側の静けさ”や祈りを表すカタチです。
だからこそ、額装とはただの装飾ではなく、
その祈りを大切に、空間に飾るという行為なんですね。
余白があることで呼吸が生まれ、フレームがあることで空間と調和し、
その作品はあなたの暮らしの中で祈りの場として輝き出します。
ぜひ、あなたらしい額装で、マンダラをもっと楽しんでみてくださいね。
ステキ・楽しく・ハッピーなマンダラ・ライフを~
コメントを残す